中でもイエス直系の教えを受けているのは
「エルサレム教団」。彼らは忽然と消え、やがて日本に辿り着いた。秦氏である。秦氏こそカッバーラの奥義を抱いた人々
なのだ。秦氏が完成させた神道の中にカッバーラが存在するのだ。日本の伝統の中にカッバーラの奥義が息づいている。それ
が裏陰陽道にして裏神道の根幹を成す「漢波羅(カンバラ)」の呪術、「迦波羅」である。まず「セーマン」。表の陰陽道(代表的
には安倍晴明)は「五芒星」(五車星の事か?)を切るが、裏の迦波羅(代表的には蘆屋道満)は「六芒星」(六星拳)を切る。
六芒星は道教の「太極図」と同じく陰陽合一を意味する。次に「ドーマン」。表の陰陽道では「九字」だが、裏の迦波羅では「十字」
だ。空海の高野山でも、最高機密儀式に於いては「十字」を切る。これは真言密教の根底にも迦波羅が存在する事を意味して
いる。