小学生の時かなぁ
朝学校に行く時に友人と一緒に歩いていて林の中からミーミーと鳴き声が聞こえた
少し林に入って覗くと小さな段ボールの中に子犬がいた
でも友達は笑うだけでまるで汚いもののように扱っていた
どうしようと思ったけどその子犬を抱えて自宅に戻れば学校に遅刻してしまうし、笑う友達に従ってその場を後に
学校が終わり気になったら同じ林に行くと、その子犬はすでに冷たくなっていた・・
なんであの時に戻って子犬を家に持ち帰らなかったんだろうって死ぬほど後悔したよ
当時の俺はそんな自分が哀しくて独りベッドの上で泣きじゃくった
でも何が正しかったんだろう
拳を握りしめて選ばなかった道が悲しいのは誰にでもあること
学校なのか、仕事なのか、道端で見かけた子犬の命なのか
そりゃ子犬だろ!と全人類が言えるわけじゃない・・