人々はその幸福、すなわち、人生の究極目標を快楽ではなく知的探求に求めるべく変わるべきだろう。
なぜなら、強い快楽を得るためには多くのお金が必要であるわけだが、
世界の真の為政者たちは低層階級の人々へ回るお金を出来るだけ少なくしようとしている。

それ故、低層階級の人々は低劣で質の低い快楽しか享受できず
(ビールではなく発泡酒だとか、レストランではなくファストフードだとか、恋人ではなくデリヘルだとか、車だとかパチンコだとか)
このような愚劣な快楽を追い求めるために命を犠牲にしてまで必死に働くというのは馬鹿げているからである。

しかしながら、人生の究極目標を知的探求に求めるならば、それを行うのに大したお金もかからず、人々に真の美を得させてくれる
しかも人々を崇高かつ優れた人間にし、さらに理性も鍛え、くだらない嫉妬や妬みなどからも解放してくれる

とはいえ、このような逆境に屈することなく、真に自由主義、民主主義、自尊心の保持を希求しようとする者は、
持ち得る限りの知恵を用いて自給自足経済の確立を目指し(最新の技術を取り入れ、都市生活とそん色ない形での自給自足)、
かつ、周囲の人々を善導し、資本主義の利権による従属関係を断ち切らなければならない。