産業革命以降、機械による自動化によって、人は必ずしも生きるために働く必要がなくなったはずだ。
それにもかかわらず、安い仕事に文句を言いながら渋々働いている人が大勢いることが不思議でならない。

 実は、「食べていくために」安い仕事で我慢している人の存在がなくならない以上、労働単価が上がることはない。

 たとえば、賃金が安いからとやめてしまえば、雇う側は賃金を上げて募集をせざるをえなくなる。
やめている間は、C to Cのビジネスなどをすれば当面は困らないのだが、多くの人はなぜか歯を食いしばって苦しそうに働いている。
「こうあるべき」という妄想に意味もなく囚われるのは、もうやめにしよう。