■よくあるトラブル集  −エンジン編 Part2−

・ノッキング
  1Gエンジン系は特にノッキングしやすいという事が知られています。多走行やオイルメンテナンスの不良により
  バルブステムシールが劣化しオイル下がりが発生。それにより燃焼室にカーボンが溜まり圧縮比が
  異常に高くなる為、ノッキングすると考えられています。この様な場合はプラグホールからエンコンを入れたり
  WAKO'S FUEL1やTurbulence GA-01等の添加剤を入れたりする事により、カーボンを除去しノッキングを抑える事が
  出来る場合があります。またレギュラー7割ハイオク3割等混ぜると、ノッキングを抑える事が出来ます。
  しかし、根本的にはヘッドのOH(10万円以上)をするしかありません。

・後期VSC装着車両と5AT車両で、加速時に息継ぎやタイムラグが発生する
  電スロ周辺がブローバイガス等で汚れている。スロットル周辺のインマニを
  外してエンジンコンディショナー等で洗浄後、バッテリーを外し初期化を行う。
  この時、キャブクリーナーは使用厳禁。洗浄力が強すぎて電スロユニット内部の
  グリースも洗い流れてしまい、後々トラブルの原因になる。

・後期GX車両で、3,000rpm辺りの加速が明らかに鈍くなった
  インテークエアコントロールバルブがブローバイガスで固着し、作動していない
  可能性があります。ずさんなオイル管理の車両や、低回転でしか
  走行しないような車両で稀に発生する故障。大概は洗浄で直りますので、
  上項目のように分解洗浄を行う。インマニを全部外す必要があるので難易度は中。
  作動基準は、通常2,400rpmでかつアクセル開度が40%以上、または
  素早くアクセルを全閉から全開になった場合、ロング吸気マニホールド経路から
  ショート吸気マニホールド経路へと切り替え作動します。(ACIS)