【ニューヨーク共同】米レンタカー大手のハーツ・グローバル・ホールディングスは22日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を裁判所に申請し、経営破綻した。
新型コロナウイルスの感染拡大で、売上高の3分の2を占めるとされる空港からの利用客が急減し、業績悪化に拍車が掛かった。

 ハーツは近年、配車サービスのウーバー・テクノロジーズやリフトとの競争激化で業績が低迷。
各国の移動制限措置による航空需要の激減が追い打ちとなった。マイカーの修理などに伴う利用客も在宅勤務拡大の影響で落ち込んだ。

 ハーツは1918年に創業。米メディアによると、欧米やオセアニア地域にフランチャイズを含め1万2400店を展開している。
資金繰りが逼迫し、今年4月には北米で1万人の人員削減に踏み切っていた。

2020.5.23 11:48 共同通信
https://www.47news.jp/news/new_type_pneumonia/4840118.html