TEMSの動作イメージ[編集]

1980年代の一般的な2段階式TEMSの動作を実際の走行シーンに当てはめて解説する。
通常走行時(0 - 100 km/h程度)
減衰力は「SOFT」が選択され、柔らかめの乗り心地を提供する。高速走行時(100 - 85 km/h程度)
高速走行時と判断すると減衰力は「HARD」が選択され、スタビリティ重視の乗り心地となり、ロールやピッチングを抑える。ブレーキング時(50 km/h以上から)
ノーズダイブを抑制するために、それまでの減衰力が「SOFT」であってもブレーキ操作を感知して自動的に「HARD」に移行する。ブレーキペダルOFFの状態が2秒以上続くと「SOFT」に復帰する。急加速時(3段階式のみ、アクセル開度一定以上)
アクセルペダルのスイッチによって一定以上の操作を検知して減衰力を「HARD」に切り替えてスクワットを抑制する。コーナリング時(3段階式のみ、ステアリング舵角一定以上)
ステアリングに取り付けられた舵角センサによって一定以上の舵角が与えられるとロールを抑制するために減衰力を「HARD」に切り替える。SPORTモード時
状況に関わらずに「HARD」を選択する。(3段階式の場合は、MIDを選択する)