アウディが不人気で売れないのはブランド戦略の失敗が理由
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もともとは、メルセデス、BMWという2大ブランドが形成する高級車市場でした。
世界ではアウディブランドの認知度が高い地域もありますが3大ブランドとはなっておらず、格下のイメージであることは今も変わりません。

日本では、4代目(2008-2015年)B8系のアウディから強力なCM展開を行い、ブランディングイメージを強化した背景もあります。
その当時のB8は直噴ターボエンジン、Sトロニック、LEDライトなど先進装備やデザインなどでもインパクトのある存在でした。
メルセデスやBMWに飽きたユーザーを一時的に取り込んだという背景もあります。
国産のミドルセダンユーザーの志向としてもメルセデスやBMWほどの嫌味が無い新鮮さもあったと思います。
4WDのクアトロイメージも強く、SUV志向のユーザー取り込みにも一定の効果がありました。
その結果、売り上げや販売台数は急上昇し、コマーシャル展開は一層の激しさを増します。

日本市場では、VWの上位ブランドとしての位置付けも強く、トヨタに対してのレクサスに過ぎず、メルセデスやBMWには追い付いていないイメージも強いです。
最近では、カーオブザイヤーで絶好調のボルボや同じグループで共食いするVWアルテオンにも食われているようなブランド力なのです。

特に5代目(2015年-)B9系のアウディは、強気の価格設定がユーザー離れを一層加速しました。
先代B8から代わり映えのしないスタイルは買い替えた言わなければ、わからないでしょう。
それだけ、先代が新鮮であり、デザイン効果を全て消費し尽してしまったと言えます。

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