>>642
>バンプラバーを第2のバネとして使うのは最近の車では多い設定だね。

そのバランスが取れないでバンプラバーに頼り過ぎると、イン脚が異常に伸びてる割りに
アウト側が縮めないから、サスペンション設計の仮想ロールセンターがアウト側タイヤ接地面に変移し始め、
重心が持ち上げられてロールオーバーが起きるからね。ロードスターの純正脚が典型的にそれ。
アウト側のタイヤショルダーに過剰な負荷がかかってタイヤのポテンシャルも殺される。

純正脚は、そうやって限界を低めて低速寄りで楽しめる気味にしてる反面、
ワインディング走っても、限界を意図的に低めた部分のネガが気持ち悪さとしても顔を出しちゃう。

社外の車高調は、高いレートでバンプラバーに極力頼らないシングルレート設定で
イン側・アウト側の動きを1:1に近付けロールセンターを極力変移しないようにさせることで
重心位置の変移も抑えアウト側タイヤへの唐突かつ極端な負荷を避けることで
タイヤの持つポテンシャルを極力最大限引き出す方向でレート設定されている。

ただ、市販の車高調は、ハイグリップタイヤの能力基準で設計されがちの為、
もう少しグリップレベルを低めたタイヤや路面状況に合うようレートを考慮する必要性もある。