トヨタ「マークX GRMN」 2代目は究極のドライビングプレジャーを狙う

サスペンションでの注目は、形式には変更なくフロントがダブルウイッシュボーンで、スイングバルブを使ったKYB製のショックアブソーバーを採用。
ごくごく微低速域での減衰を上げつつ、ピストンスピードの速い時でもしっかり減衰するように最適チューニングが行なわれている。

もっとも大きな変更点と言えばボディ剛性だ。自動車メーカーだからこそ可能なスポット溶接のポイントを増やし、剛性を上げている。
先代にも増して今回は開口部を中心に運転席の下など、各部に念入りなスポット増しを行ない、252ヵ所におよぶ増点を行なっている。
こうしたボディのチューニングに伴い、サスペンションの見直しはもちろんだが、電動パワーステアリング、VSC制御の見直しも行なっている。

https://toyotagazooracing.com/pages/grmn/markx/assets/img/performance/pic_body_pc.jpg

スポット溶接打点を追加し、剛性がレベルアップした専用ボディ。
“GRMN” のハイレベルなボディ剛性をより高めるため、スポット溶接打点を追加。
数々のスポーツモデルを生産してきた実績を持つ「トヨタ自動車元町工場」で252箇所にもおよぶ追加スポット溶接を行いました。
これにより、ステアリング切り始めの高い応答性、さらにはサーキット走行におけるグリップやドリフト時のより優れたコントロール性を実現。
“GRMN” の名にふさわしい歴代最高クラスの“高剛性ボディ”が誕生しています。