その他にも 雪国での使用に役に立つ機能を細かに盛り込む。
前輪にチェーンをつけた際、前輪の駆動力が増すことで相対的に後輪の駆動力が低下し、前後の駆動力バランスの関係でスピンしやすくなる特性を是正する制御も行っている。
今回試したe-BOXERでは、回生ブレーキ時のアンダーステアを低減した他、X-MODEでは低車速域でモーターのトルクを優先的に配分してアクセルワークに対して忠実なトルク応答を実現するなどの制御も入る。
これは思いの外有効で、滑りやすい路面での発進などではアクセル操作に遅れることなく適切なトルクが得られるので、スムーズに発進することができた。

今回の試乗コースは刻々と状況が変わりハードだった。
最も厳しかったのは途中凍結もある長い下りの緩やかなワインディング。
カーブで時たま滑ってしまい、時折吹く風でホワイトアウトしてしまう。そういった状況下でも、フォレスターの逞しさや信頼を感じた。
スバルのクルマはモデルによって様々なAWDシステムを積むが、フォレスターに搭載されるのは最も多くのスバル車が用いるアクティブトルクスプリットAWDというシステム。

日産エクストレイルやマツダCX-5などのライバルたちが採用するFFベースのオンデマンドの4WDと比べると高い信頼がおけるのが特徴だ。
https://youtu.be/vSduCiIdrVI
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