>>622
ところで、女性の伴侶を指す呼称だけではなく、男性の伴侶を呼ぶ場合もけっこう難しい。
私は、ついうっかり「誰某さんのご主人」などといってしまうのだが、これに嫌悪を示す女性は多い。
だって、「主人」なんて明らかに対等じゃないし、主従関係を示す言葉だもんね。
エラそーに「うちの嫁」批判をしてきたけれど、説得力がなくなってしまう。
まずい……。三省堂の「家内」の記述には「主人の妻」とあるけれど、近いうちに書き直されるのではないだろうか。

かといって、「旦那」や「夫」は妻が呼ぶのはいいけれど、他人が使うのは厚かましい気がする。
若い女性のブログでは「ダンナさん」という呼称をよく見かけるけど、「旦那」に「さん」をつけるのは抵抗がある。
奥さんを名前で呼ぶくらいに親しければ、夫のことは苗字にさん付けで呼んでいるのだけれど、
奥さんを苗字で呼ぶ距離感の場合、もしくは奥さんが旧姓で仕事をしていて夫の苗字を忘れてしまった場合は、もう打つ手がない。
焦るあまり、つい「ご主人」が口をついて出てしまうのだ。何かいい呼称はないものだろうか。