■ 暴走するトヨタ「プリウス」■
<「福岡十人死傷」はただの事故か?>
(総合情報誌「選択」2017年1月号)

福岡市博多区の原三信病院にタクシーとして利用されていたトヨタ自動車の「プリウス」が突っ込み、三人が死亡した事故から一カ月。
福岡県警はイベントデータレコーダー(EDR)の解析結果から 「運転手がブレーキとアクセルを踏み間違えた」と断定した。
が、果たしてそう言い切れるのか?

(中略)
プロドライバーが踏み間違えたことに気づかず350mも走行し続けるとは考えにくい。
事故を起こしたドライバーは64歳だが、
「ブレーキを踏んだが車が止まらなかった。ギアを変えてエンジンブレーキをかけようとしたが、減速せず突っ込んでしまった」
などと具体的な供述をしていることや、事故直後に警察官とやりとりできていたことからも認知症や運転中に意識を失った可能性は低い。