エンジン、トランスミッション、シャーシにとどまらず今回の改良は走行性能を左右する大部分のパーツにまで及んでいる。また、特徴的だった外観もその印象をガラリと変えるほど大きな変貌を遂げた。

ベースとなるシャーシは名車「ランサー・エボリューション]」と共通で、これにSUVに必要な設計思想を加えることで初代アウトランダーやこのデリカD:5が誕生した経緯がある

6速から8速へと多段化されたオートマチックトランスミッション(トルクコンバーター方式)がもたらす複数の効果を確認できた。
8速化の狙いは、ギヤ段数を増やすことで1速のギヤ比を低くすることと、反対に8速のギヤ比を高めること。
これにより発進時はより力強く、高速走行時は低いエンジン回転数(80km/hでは約1200回転)を保てるようになった。