ただ生きることと善く生きることの違い

ソクラテスは、『クリトン』における友人クリトンとの対話の中で、人間が生きるべきあり方について以下のように語っています。

一番大切なことはただ生きることではなく、善く生きることである(プラトン著、『クリトン』、第8節)

それでは、ここでソクラテスが言う「善く生きる」とはいかなる生き方のことを指していて、
それは「ただ生きる」ということとはどのように違うのか?ということですが、
こうしたことについては、『クリトン』の中では、さらに以下のように語られている箇所があります。