―なるほど。スバルとの協業時はトヨタの開発手法を投入しましたが、今回は?

多田 確かに(スバルのときは)トヨタ流プロセスで造れとやりました。ただ、今度はトヨタ流を押しつけるような発想はなかったし、やりたいとも思わなかった。
そもそもBMWは「オマエたちに聞くことは何もない」ってトーンでしたから。最初の契約、そしてプロジェクトを本当にやるまでには数々のハードルがありました。