>>773
100q走行時、随時発電機による発電と充電は行われている。
こう書くと、じゃあ常にエンジンパワーは発電機に食われ損失が多きんじゃないの?
と思うかもしれないが、そこがアトキンソンサイクルの大きな利点。
熱効率・燃焼効率の良いアトキンソンサイクルの燃料消費は通常のオットーサイクルより、20%程度良い。
この高効率エンジンだからこそ、走行中の充電負荷をスポイルできる。
充電負荷5%なら15% 充電負荷10%でも10%オットーサイクルより燃費性能は向上し、10%の負荷は電力として
蓄えられることになり、必要時のエネルギー確保としての役割が与えられる。

また、下りにおける回生ブレーキでの充電。これは慣性の法則によってエネルギー確保を促し、さらに
重量が嵩むほど、ブレーキは効きにくく、それだけ運動エネルギーは多い、よって重量が嵩むほど回生エネルギーは増加する。

上りにおいては賛否両論。パワーのいる上りだからこそ、エンジン始動を促し充電する、という意見と
通常時にエネルギーを温存し、パワーの必要な上りにこそエネルギーを使用しその後、下りで使ったエネルギーを
回収すれば良い、と言う意見。

JO08燃費は相当運転の上手い人ならでる、という数値ではあるが実現不可能な数値ではない。

とりあえず運転下手な人はエコモードに入れて、荒っぽい運転さえしなければ、JO08の7割はでるようにプログラムされている。
これから先、LSによる更なるマルチステージHVの進化と量産化、高いレベルのモーター制御と出力増加を念頭に、
エンジンへの依存度を減少させていくのが、世界最先端技術を誇るLSの使命だろうな。