【日中】中国、南京事件追悼式典で異例の対日メッセージ 関係改善ムード維持
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日本大使館などは習氏がどのような発言をするか警戒を強めていた。

しかし、式典で実際に壇上に上がったのは10月に最高指導部・政治局
常務委員を退任した兪正声全国政治協商会議(政協)主席。現職の
最高指導部メンバーによる演説を避け、習氏は「対日批判の抑制」
(日本専門家)を図ったとみられる。

演説で兪氏は「30万人の同胞が殺りくされた」と主張したものの、「中日
両国は近隣で、引っ越せない隣人だ」と強調。今年が日中国交正常化
45周年、来年が日中平和友好条約締結40周年であることに触れ、「両
国人民の利益」を重視し、協力を進める方針を訴えた。