日韓合同アイドルオーディション番組「プロデュース48」 懸念されていた日韓の実力差のゆくえ

日韓の実力差を懸念する声も……

 日韓コラボということもあり、放映前から「すでにデビューしているAKBのメンバーは知名度もあり、韓国のデビュー前の練習生には不利だ」や
「日本の学芸会のようなアイドルと苛酷な練習をしている韓国の練習生では実力が違いすぎる。競争にならない」、
「日本との合作=右翼番組ではないか」などといった雑音が飛びかった。

 正直、そう、無謀だろうと思ったのは、日韓のアイドルのコンセプトの違いだ。

 米国でも人気がある「防弾少年団」然り、韓国のアイドルは自国の狭い音楽市場という事情もあって、
デビュー前から海外進出を視野に入れた実力重視のいわばアーティスト。なにより実力ありきだ。
一方、AKB48は、「会いに行けるアイドル」がコンセプトで、かわいらしく、親しみやすさがアイドルの絶対条件。
そもそも求められるアイドル像が激しく異なる。

 韓国で初めてAKB48の公演が放映された2010年には、韓国の知り合いからは「AKB48って芸能人ではなくアマチュアグループだよね?」や
「日本はあんな子供のようなアイドルが人気なのか?」と聞かれたり、「あれが日本の実力かと思われるのは心外。
恥ずかしいから韓国で公演しないでほしい」と話していた在韓の日本人もいた。(中略)

「プロデュース48」……。ふたを開けてみると、やはり……。

 歌や踊りなどでのパフォーマンスによるA〜Fのランク分けでは、日本人メンバーのほとんどが低いレベルへ。
ダンス担当のトレーナーは、「日本の子たちは正直分からない」とあきれたような表情をつくり、日韓の実力の差は残酷にもさらけ出された。

スター性でAランクとなった宮脇咲良にも、韓国の参加者からは「正直、Aのレベルかなと思いました」とその実力を訝しがられる始末。
当の宮脇咲良も、「すごくショックで、韓国の人は日本でも通用するのに、日本人は日本を出た瞬間に通用しなくなる現実を突きつけられた気がして悔しいって思いました」
と心情を吐露していた。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180727-00008266-bunshun-ent&;p=2