青森県の青森市立浪岡中学校に通っていた葛西りまさんが2016年、
同級生からのいじめを訴えて自殺し、青森市のいじめ防止対策審議会は8月「自殺の主な原因はいじめ」と結論付ける報告書を市に答申しました。
この報告書について、いじめの具体的な内容が黒く塗りつぶされていたため、再発防止を願うりまさんの父親の剛さんが、
個人名を除く情報の公開を青森市教育委員会に求めていました。これを受けて教育委員会は19日、個人の特定に繋がらないと判断した部分を明らかにした報告書を市のホームページに公開しました。

公開された報告書では、りまさんが1年生の6月下旬以降から同級生から言われ続けていた容姿を罵るような悪口や暴言の数々が明らかにされています。
報告書の公開を受けて父親の剛さんは、「内容の公開は辛いが、皆さんに報告書を読んでいじめの実態を知ってもらい、

言葉の暴力の恐ろしさについて考えてもらいたい」とコメントしています。