ハーバード大学の研究者が、20年余りにわたって約8万8000人の女性(26−45歳)の肉食習慣や
乳がんの発症などのデータを調べたところ、赤肉を多く食べる人ほど、乳がん発症率が高いことがわかった。

研究によると、1日に1.5ポーション(約75グラム)の赤肉を食べると、食べない人に比べ乳がんになる
リスクが20%高いのだという。また、1日に食べる赤肉の量が50グラム余分に増えるごとに、リスクは13%高まる、
としている。

1ポーション50グラムというと、ミニステーキ1枚や、ベーコンスライス数枚に相当する。つまり、
ハンバーガーや焼き肉、朝食のベーコン大盛りなどを頻繁に食べるとかなりリスクが高まることになる。

この因果関係について、研究を主導したMaryam Farvid医師は「赤肉に含まれるタンパク質が細胞分裂と
腫瘍の成長を促進するのではないか」と推測する。