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食肉(しょくにく)とは

肉を食べること[1]。
食用にする肉[1]。
本記事では食肉について概括的に記述する。

(食べない肉も含めて)肉全般については【肉】の記事に記述する。

食肉は、肉を食べることも指している[1]。

屠畜直後の筋肉は、死後硬直のため硬い食感となり、そのまま食用に供することはできない。
このため一定の熟成(後述)を経て解硬させてから食用とする。
このように熟成による解硬プロセスを経たものについて、生体内の筋肉と区別する意味で特に食肉と呼ぶ場合がある。
食肉に付随する組織の取り扱い
骨格筋とは言っても、通常は骨格筋中の血管および神経組織や、
骨格筋に付随する皮下脂肪組織および筋間脂肪組織も狭義の「食肉」に含むものとして取り扱われる。
精肉の段階で骨がついている場合(骨付きの鶏もも肉やスペアリブなど)もあるが、このような場合の定義づけについては判然としない。
畜産副生物
動物組織のうち、枝肉および原皮以外の産物を畜産副生物と呼び、そのうち食用に供するものを可食臓器類と呼ぶ。
いわゆる臓物と伝統的に呼ばれてきたものである。
実際には頭肉や横隔膜(ハラミ・サガリ)のように骨格筋でありながら、これまでの商慣行で内臓の一部とされてきたことから臓物・副生物に分類されているものもある。
このような部位は、科学的には食肉に分類されるが、商取引上は可食副生物として流通する。