>>315
いやいやこれは貴方の論理ですよ?
「蓋然性」の「高い低い」が「同時に提示されたもの」であるなら、一様な解釈を選択するのであれば、それ以外の捨象が必要です。
ではなぜ「蓋然性が高い」を選択できるのですかね?
例えば60%の確からしさであるなら、なぜそれを「高い」とし、それをその様に選択するのですかね?
60%は「低い」としても構わないはずです。
つまりこの選択に関しても主観的恣意が必要となります。

そして最終的には「可能性」の判断となります。
例えば「蓋然性が高い」からといって「ガンになる可能性がある」となることが必然ではありません。
「蓋然性が高い」といっても「ガンになる可能性がない」が無いとは言えません。
そう結論付けることは、論点の先取りということになるでしょうし。
つまり医者の最終的な判断は「ガンになる可能性があるとない」が同時に提示されたものから「ガンになる可能性がある」を選択することになるでしょう。
手術も同じですが「蓋然性が高いから手術が成功する」という訳ではないですから「同意」が必要なわけです。
最終的には「成功する可能性と失敗する可能性」が同時に提示されたものから「成功する可能性」を選択することになります。