>>174-175
> 「AとしてBといったCによるDがしばしばEされる」だったわ。
>
> 「Xが(は)AとしてBといったCによるDをしばしばEする」
> と同義。

> 頻度を表す語の有無に関わらず、Xには名詞を代入することは可能。
>
> 「頻度を表す「しばしば」があるため、Xに「全てのベジタリアン」を入れることはできない」は否であると考えます。

ん?
Xに入る名詞は何でもいいんですか?
そんなわけないですよね。
便宜上P「AとしてBといったCによるDがしばしばEされる」、Q「Xが(は)AとしてBといったCによるDをしばしばEする」としますが、
確かに、文法上はQという形の文は成立します。しかし、Xに入るものによって必ずしも「P=Q」は成立しません。

「P=Q」が成立するのは、あくまで「Xが『Pの文中でDをEする《過不足ない主体》』」の場合です。

例えば「X=宇宙人」「X=猿」「X=机」(XがP文中でDをEする主体でない場合)でもなければ
「X=人類」「X=哺乳類」「X=有機体」(XがP文中でDをEする主体を含む場合)などでないのは言うまでもないでしょうが、
「X=ベジタリアンのa氏」「X=ベジタリアンのb氏」「X=全てのベジタリアン」(XがP文中でDをEする主体に含まれる『可能性がある』場合)などでもありません。
なぜなら、元の文のXはS(P文中でDをEする《過不足ない主体》)「X=全てとは限らない不特定のベジタリアン」であり、「a氏」も「b氏」も「全てのベジタリアン」もSを満たすかどうか不確かだからです。
不確かなものを代入しても、同義か否かは不確かなままのはずです。例え文法上は成立したとしても、それだけでは「P=Q」はいえないはずです。
あくまで「『P=Q』の『可能性』がある」に過ぎません。
「X=S」の場合においてのみ「P=Q」は成立します。
従って、「P=Q」であると言うためにはXが「N=S」を満たすようなNであることを先に証明しなければならないのです。