>>158>>160
愛護ではなく、消費者には知る権利があるから十分な情報を与えない畜産業界の商法を批判する、というベジタリアンがあるってことね。
消費者の選択の自由を阻害しているってわけね。

農地を作るのに伴う動物の生存環境の破壊や動物の殺戮、農作物の生産集荷保管出荷の過程で害獣害鳥としてぶち殺される動物たちの姿、
価格調整のための出荷量調整のために余剰生産された分を叩き潰して廃棄する実態、
農薬の開発に伴う実験動物の実態、人為的に雑種強勢を利用するF1種などの工業農産、
人工的にミトコンドリア異常を起こさせて作る雄性不稔植物、などなど
農業についても一般に周知されていると言い難い様々な事実があるはずなんだけれどなあ。

畜産業界の陰謀で情報が隠蔽されている、とするならば、これらが知られていないのは農業業界の陰謀ってことになるのかなあ・・

F1種は第二世代を作る意味がないから生物種としては一代限りで人工交配を放棄されるという工業農産の実態は隠されており、
農家が自然と共生し、のびのび育った植物から恩恵を受けているという誤解を招くようなパッケージングや広告でカムフラージュされていたり、
また人工的にミトコンドリア異常を起こして作る雄性不稔植物の摂取と生体への悪影響の因果関係が指摘されている事実が隠蔽されている、などなど

消費者の権利や自由を盾に商法を批判する、というロジックならば、畜産に対するのと同様の指摘は農業に対してもできるはずなんだよなあ・・・
それなのに、ベジタリアンとやらが農業の方は棚上げして畜産だけを標的にするならば、当然そこには消費者の権利を守るという以外の理由が推察できちゃうんだよね。
畜産たたきの目的ありきだから畜産のあら探しはするが、農業批判はしたくないので同様の問題があっても故意に看過している?とかね。
純粋に消費者の権利のためだけの主張であるなら、同様の問題があるなら畜産と農業の区別なく批判して然るべきでしょうからね。

ベジタリアンが本当に消費者の権利を第一義的な理由にして畜産業界を問題とするなら、なぜ農業については棚上げするのか・・・恣意以外の理由があるなら是非とも知りたいものですなあ。