それを言わないのが、 できないのが斉藤。尾崎さんの時も、そして川崎さんの時も
もっときちんと理由を細かく話せば、周囲に受け入れられる説明ができたはず。
尾崎さんの時は合った初めの段階から尾崎さんの破滅を予感して
自分と相似形の彼を、なんとか救おうとしていた。
川崎さんの時は尾崎さんの死を知って、目がうつろとなり、精神的に追い込まれていたのを見た。
自分もあの演劇を見に行って、芝居の間でさえも川崎さんが何度もくどくそぶりを見せて危ないと思った。
その辺をきちんと説明すればその後の彼女の人生は大きく変わったかもしれない。
何度も繰り返して放映された過去の会見を思い出してください。
でも意地っ張りな斉藤は決してそれを言わない。弁明しない。
それが性格の欠点かもしれない、精神のゆがみなのかもしれないが、外に弁解せず
自分の中で納得すれば、神様が見てくれていると思っているのではないか。
でもそれが、結果的に斉藤の人生を狂わし、致命的になってしまった。
もうやり直しはできない。
でも上の方は「鬼畜」といわれるが、それなら家族は許さないはず。
自分はきっと家族は斉藤のことを許してくれると思う。
子供を育ててきた愛情は本物だから。