この日は2011−12年シーズンに滑った「ロミオとジュリエット」をチョイスした。
12年ニース世界選手権で足の負傷を抱えながら
魂の演技を披露し、銅メダルを獲得した“伝説”のプログラム。「このプログラムで好きになった人?」と
会場に聞くと、大きな声援が。

「平昌で落ちた人?ソチで落ちた人?おー、ソチはやっぱり多いな。ジュニアからの人?ノービスからは
いないかな?」と、ノリノリで会場を煽った。

最後には平昌五輪で金メダルを獲得したフリー「SEIMEI」。「次会うときはジャンプ跳んでるからな!
僕の生命を懸けたSEIMEIです」と話し、全力の滑りを見せた。

 フィナーレでは「一時期、週刊誌の問題とか色々あった時に、“なんで僕生きてるんだろう”って。
何回も死のうともしました」と激白。

「でも、でもね、本当にみんなこうやっていっぱい応援してくれるし、何より僕が幸せなのは、
自分が憧れてる方々がみんな、自分にメッセージをくれて、“ゆづは大丈夫だよ”ってコメントくれて、
本当にありがたかったし、スケートやっててよかったって。
本当に今は生きててよかったって、本当に思ってます」と、周囲やファンに感謝していた。