>>513
aikoの歌は恋の絶頂期ばかりじゃない

有名な曲はたくさんありますけれども、思い浮かぶのは
「Ah テトラポッド登って」
とかみたく、明るいメロディで恋の絶頂期を歌ってるイメージがあるaikoですけども、
実際のところはむしろ失恋だったり倦怠期だったり片思いだったり、恋愛の苦い部分を取り沙汰した歌の方が多い。

久しぶりにあなたの優しいその目を
思い出して涙がこぼれて足下に落ちる

仕事だって嘘ついたね
あの時手を繋いだよね

透明ドロップ

最近(2014年だけど)の曲だと透明ドロップとか、好き。
仕事だって嘘ついたね あの時手を繋いだよね つらすぎる。それが二人の全てすぎる。

星野源との破局説が浮上した折にリリースされた曲で、ファンの間で「これってその話なんじゃ」と言われてるけれどそんなことはどうだっていい。
ピアノ作曲の美しいメロディに乗せて何気ない普通の言葉でクソ重い恋のダメージを歌ってくるaiko。好き。つらい。

冒頭では「おいメンヘラ」と突き放したけれど、僕も最近のバンドの実直でツラい恋愛詞が好きで。
聴いては新小岩駅の路線に座り込んでみたくなったりしてるんですけど、そういえばaikoを聴いてるときの感情も、こうだな…と。

むしろyonigeとか聴いてるときにシャッフルでWANIMAとかが来ると
「バカおめえじゃねえんだよ海の家に帰れ」みたいな気持ちになる。aikoの方が全然近い。WANIMAと比べたら。

そういえばyonigeにアボカドって曲あるじゃないですか。アレ。aiko、アスパラって曲あるんですよ。yonige/アボカド。aiko/アスパラ。ほらもうほぼ同じでしょ。
精神病の投薬治療が重度の薬から軽度の薬に徐々に切り替えていくように、俺たちは徐々にaikoに切り替えていくべきだと思うんです。思いませんか。