成宮寛貴コカイン疑惑を報道した理由は菅田将暉、木村佳乃、杏、潰し?





 今回、成宮寛貴(34)のコカイン報道をすべてのテレビ局が大々的に後追いしたのはなぜか。「清原和博(49)、宮崎重明(58)事件で視聴率や部数がすごく伸びていました。
芸能人のクスリは数字を稼げると前のめりになっていたところに、このニュースが飛び込んできたので、一気に踏み込んだということでしょう。
ただ、これがもし、バーニングやエイベックス、ジャニーズ、オスカーのタレントだったら、絶対に一秒も触れなかったとも思う。やっぱり大きいのは、成宮の所属事務所の問題です」
 成宮の所属事務所のトップコートは松坂桃李(27)、菅田将暉(23)、木村佳乃(40)、杏(30)、佐々木希(28)など、
今をときめく若手俳優やタレントが所属しているが、規模はさして大きくなく、芸能界の後ろ盾も弱いといわれている。
「トップコートを立ち上げたのは、ナベプロ(旧渡辺プロダクション、現ワタナベエンターテインメント)の渡辺ミキ社長(56)の妹さんの渡辺万由美(54)で、
いちおう系列ではありますが、お姉さんとの関係は微妙で、ナベプロが後ろ盾になっているわけではない、
次女万由美は、井澤健(84)前ナベプロ会長(イザワオフィス会長)からも快く思われてはいない。
木村佳乃よりもバーニングプロダクション所属藤原紀香(45)やオスカープロモーションの米倉涼子(41)を可愛がっている、芸能マスコミとしてはやりやすかったんですよ」(関係者)
 さらに、今回の後追い報道の背景には、もっとえげつない芸能界の力学が働いていたとの見方も囁かれている。
「芸能界を牛耳っている大手芸能プロの関係者が、親しいワイドショースタッフやスポーツ紙記者に『どんどんやれ』と煽っていたという話もあります。
日本レコード大賞問題やSMAP問題、EXILEや和田アキ子紅白落選が尾を引いている。
トップコートは、菅田がバカ売れしていて、いま、我が世の春状態ですからね、大手芸能プロとしてはおもしろくない。木村佳乃や杏も売れているから、
嵐、V6らが所属のジャニーズ事務所、米倉、上戸彩(31)らが所属のオスカープロモーション、新垣結衣(28)所属のレプロ、安室奈美恵(39)所属のエイベックス、
そして元締バーニングプロダクションがトップコート潰しに着手したとみられる。
 記事そのものを仕掛けたわけではないでしょうが、この騒動を大きくして、トップコートをガタガタにしたいという思惑はあるようです。
2001年のライジングプロダクションの脱税事件や2007年から2011年にかけて吉本興業関係者の相次ぐ暴力団交際問題と同じような光景になるという。
その際も、バーニングプロダクション、ジャニーズ事務所、オスカープロモーション、レプロ、エイベックスらが一斉に動いたという。
2001年ライジング脱税で割りを食わされたのが観月ありさ(40)、2011年吉本興業暴力団問題で割りを食わされたのは、六代目桂文枝(73)、明石家さんま(61)、松本人志(53)、濱田雅功(53)らである。
警視庁も成宮の薬物捜査に着手しており、成宮関係者に参考人聴取も視野にいれている。
成宮が逮捕なら木村佳乃、杏、菅田将暉が干される、木村佳乃が吉本興業、佐々木希がライジングプロダクションに
急接近したのは、そういった理由があるのだという。やっぱり成宮やホリプロ所属綾瀬はるか(31)と破局した松坂とのことが気掛かりのようだ。
「マスコミの動きもその意向を反映している部分はあるんじゃないでしょか」(週刊誌記者)
 ようするに、「クスリに手を出すなんて許せない」とエラソーに説教している芸能マスコミだが、一皮向けば、その報道は芸能界のヒエラルキーとパワーバランスに左右されている。
 実際、今回の成宮報道と対照的なのが、2008年、「週刊現代」(講談社)が報じた嵐・大野智(36)の"大麻3P疑惑"だ。
 記事は、大野とカラオケボックスで同席した女性(故人)が、参加者の取り出した大麻を大野が「面白いねぇ〜」と言いながら楽しげにそれを吸ったこと、その後、
カラオケボックスを出て女性2名と3Pとなったことなどを告白。しかも、大野があきらかに"イってる"目つきで女性(故人)と写っている写真も掲載されており、その内容はある意味、
今回の「フライデー」の成宮記事よりも生々しいものだった。
 しかし、この報道について、テレビもスポーツ新聞も一切ふれることをしなかった。記事を否定するという以前に、報道そのものをなかったことにしてしまったのである。
また、2014年には、テンカラット所属である香里奈(32)のセックス写真流出やエイベックス所属安室奈美恵の疑惑ですら、報道そのものをなかったことにしてしまったのである。
成宮問題でジャニーズ、バーニングの健在を見せつけてしまった。