>>240
拝聴した
バレンタインの季節に、霊夢さんらの三角関係を描くボイスドラマ

あらすじ
バレンタインを間近に控え、チョコレート作りに精を出す霊夢さん
意中の相手は魔理沙である。普段中々素直に思いを伝えられないが
この機会に距離を縮めようと、独り妄想に耽りながらフヒフヒする
だがそんな折に、偶然魔理沙がやってきたから気が動転してしまい
憎まれ口を返してしまう。去っていく魔理沙の背中を見送りながら
霊夢さんは独りさびしく後悔する

紅魔館へやってきた魔理沙。美鈴が持っているチョコレートを見て
バレンタイン用と気づきながら奪い食べるという衝撃の悪事に及ぶ

所変わって人里のアリス。雑貨屋でお菓子の材料を買おうとするも
色々売り切れ。そこで初めて、バレンタインが近いことを思い出す
幸い板チョコを2枚買えたので霊夢さんと魔理沙に贈ろうと決める

博麗神社で霊夢さんにチョコを渡すアリス。そこへ魔理沙が帰還し
霊夢さんの目の前で、アリスが先に魔理沙へチョコを渡してしまう
愛し合う二人。霊夢さんは、渡せなかったチョコを破壊し、泣いた

講評
いわゆる「クッソー☆」なる作品群の一つだっけ。第3弾くらい?
当該シリーズは、初夏のボイスドラマだけ素養として見たことある
魔女3人と小悪魔が浣腸して相撲して幻想的なSEで漏らすアレな

当該作品群は、「クッキー☆」の二次創作の一つだと理解している
純粋すぎる熱意、高すぎるコミュ力、未熟すぎる技術という要素が
奇跡の合体を遂げて生まれた「クッキー☆」という天然素材に対し
本作品群は、素で高い能力を持った製作者が、ある種のウケ狙いで
人工的に雑味を添加しているという、非常に手の込んだクソである
秘封世界における合成スイーツ的なディストピアみを感じる(大嘘)
「クッキー☆」リスペクトと言ってしまえば非常に聞こえは良いが
その「欠点」として民衆にあげつらわれている部分を殊更強調して
再現しようとしている点において、淫夢厨に大体普遍的に見られる
無意味に嘲笑的で威圧的な目線をも内包していると言えるかもな

さても、フラットな気持ちで本作とクッキー☆とを比較してみると
・コロコロ変わる絵柄
・魔理沙のサイコパス感あふれる行動
・スーパー早口おばさん(言えてない)
・うん、ありがとう
・サイコパスっぽい魔理沙
・アリスの微妙なかわいさ(「あ、ない」がとくにすき)
・一部クソザコ録音環境
・その他一部のセリフ(まてコラ等)

この辺は、意図的な「模倣」かつ「リスペクト」を感じさせられる
また、なぜか人里で雑貨屋を営んでいるナズーとアリスの対話には
「ないです」「辞めたらこの仕事」など淫夢の要素も含まれている
その他に、ぼくが本作の中で特に気に入ったシーンや要素としては
・バレンタインの説明をする早口おばさん
・アリスのたどたどしいかつぜつ
・2:03、3:29、4:59、6:09、7:55

などが挙げられる。逆に、本作の中でどうしても気にくわないのは
霊夢が魔理沙にチョコレートを渡せずに話が終わるという点である
「クッキー☆」は内容が楽しいからこそ小馬鹿にできるのだと思う