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お前らが推薦した東方二次を俺が購入していくスレ
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0001名無しさん祈祷中・・・
垢版 |
2020/03/29(日) 17:06:28.66ID:c0cSHP5v0NIKU
お久しブリーフ

その8です
0221名無しさん祈祷中・・・
垢版 |
2020/04/16(木) 06:16:53.47ID:bWhC9RT20
>>187
拝読、購入した
文が天狗社会の闇と自身のルーツを知る話

新聞記者にしてデリヘル嬢のあやビッチ。顧客である天狗のえら様=ゴボウから密命をうける
曰く、とある鼻なし(鼻が低く耳が小さいなど風采が上がらない)クソザコ天狗がイキってるから
逆レイプで屈服させるか、もしくはぶっ殺せというのである

文には思い当たる節があった。最近、とある鼻なし天狗が廃棄処分になりそうな河童達を大量に雇いあげ
廉価で印刷を請け負っていた。結果、椛らの下っ端白狼天狗まで新聞を発行するようになっていたのである

かくして鼻なし天狗に接近する文。すると、新設するラジオ局のパーソナリティをやってほしいと請われる
無職になると食肉に加工されてしまう河童たちに働き口を作るため、事業を拡大したいのだという。ええ奴やん
そういう事情ならと引き受け、パーソナリティを始めた文。ある夜、八雲紫が文の前に現れ、衝撃の真実を語る

ここで、深刻なネタバレにならない程度のネタバレをしておくと

1 天狗とは、修験者や山の怪異に関する伝説が融合し、妖怪の一種族と見なされるようになったものである
2 だが、それ全く別のルーツで"天狗"と見なされた人々もいる。梅毒等に罹り耳や鼻が肥大化した者である
3 妖怪の山の天狗の大半は2である。文は慢性的な「病」を持っており、一種の痴呆を患っている
4 文の自称1000歳は騙りで、実は100歳にも満たない元普通の人間だが、その事を忘れている
5 鼻なし天狗の正体は、"母"を探して外界からやって来た、半人半天狗の男である

後は大体察していただきたい。みなまで言うのは野暮だと思うので
紫は、幻想郷のため(と言いつつ個人的な事情により)鼻なし天狗の事業を応援しており
鼻なしの失脚を狙う文に対して、「老害天狗と縁を切り、鼻なしに心から協力する」よう依頼
ついでに、鼻なし天狗と交尾するのはやめといた方が良いとも忠告する。近●●姦になるからね
色々と衝撃的事実を"思い出した"文は、ショックで失神。地上へ落下。その時に負った傷の治りが
悪く、八意医院に通院することになるが、同時に慢性的な「病」の治療も始まる。怪我の功名やね

一方、文が鼻なしサイドに寝返ったのではと疑い出したゴボウ。ついに鼻なしの下に直接殴り込みをかける
が、鼻なしは意外と強かった。ゴボウを返り討ちにし、結果、天狗の上層部(48席)の地位にとって代わる

しばらく後、ラジオ局を軌道に乗せた鼻なしを訪れる紫。鼻なしの事業に出資と協力を申し出る
その条件としてラジオの「探し人コーナー」で、とある人物への呼びかけを行ってほしいと願う

紫の正体はメリーである。恐らくは過去に飛ばされ、タイムパラドクスによって存在が「無かった」ことに
されたため、幻想郷に閉じ込められたのだと思われる。長い年月の間、力をたくわえ、幻想郷を創始し、
「外界にいる蓮子」に存在を思い出してもらうためのツールが、幻想郷において開発されることを待っていた
そして、鼻なしの始めた「ラジオ放送」こそがそれだった。紫は行かないでくれと懇願する藍を振り切ると、
管理人の地位を藍に託して幻想郷を去る。結果、藍はめちゃくちゃグレ、人間をヤケ食いしようとしだす

…が霊夢さんにボコボコにされる

メンツをつぶされた上、地位を追い落とされたゴボウをはじめ、48席は新入りの鼻なしが気に入らない
そこで、とある式典の際に毒を盛り、後ろ立て(と誤解されている)文ともども暗殺する話が持ち上がる
穏健派の上層部に体を売ってその情報をつかんだ姫海棠は、霊夢さんらを突入させることでその目論見を
頓挫させようとするが、時すでにおすし。毒を口にした鼻なしは倒れ、自分の実の○○を害した天狗社会に
絶望した文もまた、自ら毒を煽るのであった…

…が、霊夢さん悪い奴らをボコボコにし、瀕死の二人を八意医院に担ぎ込んで、一命をとりとめさせる
ついでに外界にとんずらしようとした紫もぶん殴って連れ戻し、グレた藍も大人しくなる
0222名無しさん祈祷中・・・
垢版 |
2020/04/16(木) 06:33:40.79ID:bWhC9RT20
良い意味でも悪い意味でも、ほんさくを一言で言うならば「難解」である
主役は文であるが、紫は言うに及ばず、はたて、クサレ外道マミゾウらもそれぞれのスケールで暗躍を見せる
早苗の過去譚も挿入されるし、霊夢と魔理沙目線に切り替わる部分もある。治療の過程で、一時体調を崩した
文の代わりに、霊夢、魔理沙、早苗の3人が「鼻なしラジオ」のパーソナリティに就任するエピソードが入るが、
「話を完結させる」という目的のためには別段、必要の感じられない段取りでもある

すなわちほんさくの混沌は、いずれ結末に連結にしていくような「理路整然とした混沌」ではない
登場人物たちが比較的好き勝手に動き回った結果、状況が二転三転としていくことで発生する混沌である
"現実世界"ってそうスジの通ったことばかりではなく、むしろ諸子のおもねりがあって蠢動していると思う
だからぼくがこの作品に対して思う印象・感想というのは、「呼吸をしている作品だな」っていうことである

また、ほんさくの上・中巻が総じて退廃的、淫靡、暗いといった印象を抱かせるものであるのに対し、
下巻はユーモラスさが際立っている。特に、ほんさくのクライマックスの一つである藍との一戦は、
ワルぶってはいるけれど何か善良な藍の性格を反映してなのか、かなりコミカルな演出になっている
最初は全知全能かてくらい底の知れなかった紫も、どんどん人間味の深いキャラクターになっていく

文と鼻なしが毒を煽るシーンはさすがに"コミカル"ではないが、その後カチコミに来た霊夢さんらに
わちゃわちゃと救出され、一命をとりとめる展開は、凡庸なリアリズム小説ならばあり得ない展開だろう
三度の飯よりハッピーエンドが好きなぼくには、大変精神的に救われる部分がある

正直、最初ギャグだった作品がシリアスや悲劇に転じるパターンは(特に凡作の中に)よく見かける
これは、展開に行き詰まり、作品に飽きた作者の暗鬱とした気分が作品に乗り移るから、というのもある
だから、巻が進むにつれて逆に陽気になっていくパターンは正直ちょっと珍しいと思ったし、
作者さんが最後まで楽しく作品を描き上げられたよ、ということを暗示しているのならば嬉しく思う

※参考
https://imgur.com/YmyibUN.png
上・中・下巻の表紙。色調、文の表情の変化がそれぞれの巻の気質そのものを反映している
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