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お前らが推薦した東方二次を俺が購入していくスレ
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0001名無しさん祈祷中・・・
垢版 |
2018/01/26(金) 22:25:44.14ID:oTodLLXs0
その5
0349とてもしあわせなうさぎのはなし1/2
垢版 |
2018/03/11(日) 16:26:53.57ID:pWzeoNmx0
>>338
「とてもしあわせなうさぎのはなし」読了した

地上で暮らしはじめた清蘭と鈴瑚が、突如として壊れていく、とても不気味な話

清蘭達はなんの前触れもなく、まるでスイッチが切れたかのように幼児退行し、言語を失い、
記憶力が低下し、思考がひきちぎれ、支離滅裂な行動を繰り返すようになっていく

先に”発症”した清蘭を見捨ててなるものかと、必死に世話を焼く鈴瑚であったが、
様々な厄介ごとを悪気なく巻き起こす清蘭に心身が疲れ果て、八つ当たりをするようになる

そんなある日、清蘭が誰かの掘った落とし穴にはまり行方不明になる出来事が起こる
懸命な捜索の上、清蘭を発見した鈴瑚に「このまま見捨てれば…」という考えもよぎるが、
清蘭に抱く様々な想い、情愛が勝ったため、ロープを投げ入れて清蘭を救いあげる
自分を助けてくれた鈴瑚に清蘭は愛をこめて強く抱き着き、逆に鈴瑚を穴に落としてしまう

こうした日常を過ごすうち、清蘭の壊れた行動にも若干慣れ、ほんのわずかゆとりを
取り戻した鈴瑚であったが、突如、今度は鈴瑚が壊れる。言葉も思考も覚悟も失い、
愛する清蘭とともにいられることにニコニコと笑うだけの存在へと変り果てる

こうして壊れた兎二匹の行く末は死あるのみ…であったところ、運よくうどんげに発見される
ツギハギだらけの薄汚れた服を着た元同僚の二匹に、うどんげはまともな食事を差し出すと
「私が二人の面倒を見なきゃ(使命感)」と決意を固めるのだった。次はお前の番やねニッコリ
0350とてもしあわせなうさぎのはなし2/2
垢版 |
2018/03/11(日) 16:29:40.23ID:pWzeoNmx0
タグに『アルジャーノンに花束を』があるように、本作もまた、『妖精は二進法を採用しました』と
同じように知性の退行にともなう悲哀を描くものであると思われるが、前者が知性の獲得から
喪失までの転落にスポットを当てているのに対し、本作はその転落のみを描きだしているため
より圧迫感に富み、鬱蒼としたものである

しかしながら、本作ではなぜ清蘭や鈴瑚が知性を失ったのか、について何も記載されていない
「読者が考えろ」ということなのか、どこかに暗喩が埋められているのか、あるいは参照すべき
元ネタが存在しているのかは定かでないが、少なくとも表立っては何も言及されていない

考えられる可能性としては

1 玉兎は戦闘用に改造手術されており、その反動で一定期間後に退行してしまう
2 地上で暮らし穢れを受けた事で老化が進行し、認知症のような症状を患った
3 月で得られていた何らかの恩恵が途絶えたために知性や行動力を維持できなくなった
4 玉兎特有の疾病である。あるいは地上に存在するある種のウィルスに侵されたなど

である。ただ、地上に暮らすようになった鈴瑚と清蘭は、報告書を上程するなど
月の兵士としての任務を継続しており、「月から見捨てられた」とは考えにくい

また、壊れた玉兎を回収するでも始末するでもなく、そのまま捨ておくのも不自然である
豊姫やドレミーの存在によって、月勢力が幻想郷へ来訪し、物理的に干渉することは、
困難であっても不可能ではないことは、すでに知られている

また、地上での活動期間が二匹よりもはるかに長いうどんげが
何事もなく平然と生活しているのも非常に不思議である

以上より本作の「裏設定」をぼくなりに推理させていただくと次のようになる

清蘭と鈴瑚は、地上で暮らし穢れにを受けたことにより、「地上の兎」となったのだと思う
日がな一日草食って、暇さえあれば交尾しているかうんこしているかのあいつらである

そして、月の上司達は清蘭が知性を失ったことに気づいていない
このことが知れ、任務続行不可能と見なされれば、清蘭は「処分」される恐れがある
そのため、鈴瑚が二人分働き、カモフラージュすることで誤魔化していたのだと思われる
鈴瑚の心身の疲労は清蘭の行動に加えてこうしたオーバーワークがたったのかもしれない

他方うどんげの元には八意とかいうぐう有能な医者がいるし、そもそも姫の能力によって
永遠亭周りの時空の流れ自体が穏やかな可能性もあり、未だ病を発症していない
いずれにせよ、うどんげが発症すれば八意か姫かどちらかが救済すると思われるし
あるいはすでに救済されているのかもしれない。もしくはてゐちゃんが保護してくれるだろう

よって、鈴瑚と清蘭はうどんげに発見されたのは本当に、マジで幸運であり
このあと二匹は治療を受けて元にもどったかもしれないし、
あるいは「地上の兎」として本当に幸せに暮らしたのかもしれない

いずれにせよ、非常に行間が広く、読者に様々な考察や空想をさせるタイプの
非常に実験的な作品だと思う

鈴瑚の感情の揺れ動きが非常に生々しくまた詳細に明かされていることから
「8050問題」や「老々介護問題」に対する意識が裏テーマにあるのかもしれない
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