ある日買い物をしていると、隣のレジでうにさんがぼそぼそ言っており、自分の後ろに並んでいた人には半額のシールが貼ってあったのに、自分にはないことを怒っているようでした。
レジの人が半額シールは時間限定なので…と説明していましたが聞く耳持たず、「不公平やぁ、俺様のにも半額シール貼れやぁごらぁぁ!」とものすごい剣幕で言わんばかりで店員さんを見つめていました。
さすがに店員さんが可哀想だなぁと思っていると、うにさんの後ろに並んでいたパンさんが、「定価のものを買えないくらい、貧しいんですね。可哀想に…。そうだ、私のと交換してあげよましょう」と商品を差し出しました。
するとうにさんは、顔を真っ赤にして静かに受け取りました。 そしてそのまま一言も発さず会計せずにダッシュで帰っていきました。
パンさんの機転に感動し、スカッとしました! (52歳/警備員)