こうして回答を比べても、30代だけがなぜ設問3で「気にしている」と答える人が多いのかは、正直わからない。しかし、あえているならば、「包茎は恥ずかしくない」という考えが広がりつつある世界に生きる20代と、長年に渡って包茎と付き合い続けてきたことで、自らの皮を愛することが出来るようになった40代との狭間で、最も悩ましいのが、若者ではないけれど、まだ中年というのは早い30代の男性たちなのかもしれない。

女の立場としては、「包茎でも清潔で実用出来るのならば、問題はないですよ」と慰める気持ちでこの調査を始めたのだけれど、40代になれば、男性側が勝手に肯定できる――呪いを自力で解くことが出来る――のならば、まったく余計なお世話でしたね。