宿毛フェリー所有の船差し押さえ02月14日 07時05分ttps://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20190214/8010004399.html
去年10月から運休している、高知県と大分県を結ぶ「宿毛フェリー」の取引先の造船会社が、船の検査費用など
あわせて3300万円余りの支払いを求めている問題で、この造船会社はその回収に向け、宿毛フェリーが所有する
唯一のカーフェリーを差し押さえていたことが、関係者への取材でわかりました。
この問題は、宿毛フェリーが山口県に工場がある造船会社「中村造船鉄工所」で、おととし12月に船底の修理を、
去年6月に船舶安全法に基づいた年に1回の「中間検査」を行ったにも関わらず、それらの費用、合わせて3300万円
余りを支払っていないとして、造船会社が支払いを求めて高知地方裁判所に訴状を提出したものです。
この造船会社はその回収に向け、宿毛フェリーが所有する唯一のカーフェリー「ニューあしずり」の差し押さえを高知
地方裁判所に申し立て、差し押さえていたことが関係者への取材でわかりました。
今後、競売の手続きが進められる見通しです。
これについて、宿毛市はNHKの取材に、「宿毛フェリーに改めて会社としての意向を確認するためにも、今後、会社側
との協議の場を設けたい」と話しています。