仮面は、顔を覆って本来その人のもつ人格を隠す意味や、他人からはわからな
くするい、装着したマスクがかたどる存在(ダーズベーダーの面の造形から想像される存在)の人格を自身にまとう、という意味があるからね。

だからEp4は、おとぎ話のためにダーズベーダーに仮面を付けて、面で分からない心を推測したり、
仮面から想定される強烈な悪の存在を感じて、おとぎ話の悪の存在にふさわしくした。
また顔を覆って本来の人が見えないため、倒して喝采できる存在になった。
おとぎ話は傷つくのは人間以外にして、人であれば想像してしまう相手の痛みを感じなくなる、という物語の装置になる。

そういう仮面をスノークが外させるのは、常識ではあり得ないんだけどな。
シディアスなら、かぶらせて、その悪の仮面が象徴する悪を、更にさせる狡猾さがある。

まあレイが仮面をかぶったままでは、自分の悩みとか、自分探しに迷う姿が表現できないから、筋書き委員会のまた「常識ではない筋書き」なんだろ。
でも仮面を外して自分に悩む姿を晒したら、おとぎ話にある、悪の人物を悪の象徴化する効果がなく、
しんみりする結末か、しっかり描かないと馬鹿らしくなりそうな愛の結末だろ。

でも観客が話についてくるかな。今のEp8で展開が良出来てなく、ご都合の筋書きだから、
そういう筋書きで人(考えてない人は除く)が感動するかな。
話の展開の中身がきちんと整理して、詰まってないと、またドタバタなメロドラマの気がする。