キャスリーン・ケネディって、Wikipediaによると、
1979年にスピルバーグの作品『1941』にスタッフとして参加したことがきっかけで、プロデューサーとして活躍するようになった、とあるね。

Ep8は暗いストーリーだ。
戦争の真実は悲惨だから「人間たちの群像劇」を描くことで娯楽作品にはならない。それには正義が悪を倒す「おとぎ話」のジャンルにする他ない。

猿蟹合戦の話で人々は喝采する。(でも本当は蟹を殺める怖い話)
猿に悪いことをした蟹は悪であり、仲間で懲悪する。
そんな話のSF版がスターウオーズだろ。

子供達が話に喝采できる「おとぎ話」つくりに徹したEp1〜Ep6だからこそ、
製作者は、みなに夢を提示することが出来た。

『1941』を作ったキャスリーンは、戦争の真実は違う、と言いたいのだろう。
ルークに「素晴らしい。だが全て、間違っている」と語らせて。


Ep8 は「おとぎ話」の幻影や仮面を剥いで、詰まらない話になるは当たり前。
だって戦争は悲惨で喜劇にはできす、話も小難しくなる。
また話が洗練されずに矛盾ばかりで話が賛同されないから、皆に批判されている。

加えて頭が空っぽでスペクタクルを見るのが娯楽だとは、観客を馬鹿にしている。

だいたい「おとぎ話」の幻影の部分が、間違っているのは確かだが、
それは観客を考えて作られたなら、思慮深い「おとぎ」ではないのかな。 

情に訴えるため情動的な展開を連続しただけの息苦しい映画を
自分は正しいと思えない。