タマネギの血圧上昇抑制効果が加熱によりどのように変化するかを調べ、またNO代謝へのタマネギ加熱の影響を検討した。雄性SDラット(6週齢)を4群に分け、1群には水を、3群にはL-NAME水溶液(50mg/kg BW)を飲料水として投与した。水投与群には5%セルロース飼料を与え、L-NAME投与群には5%セルロース飼料、5%生タマネギ飼料、または5%加熱タマネギ飼料をそれぞれ与え、3週間飼育した。L-NAME誘発高血圧ラットに対する生タマネギの血圧上昇抑制効果は、タマネギを100℃で60分間加熱することにより消失した。またL-NAME誘発高血圧ラットにおける生タマネギによる血中TBAR上昇抑制作用は加熱により見られなくなり、尿中NO代謝物の減少や血量NOS活性の低下を抑制する傾向も見られなくなった。


生でかじれ!🤥