スピリチュアリズムがもたらす死生観の革命
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死刑制度
現在先進国では、「死刑制度」は徐々に廃止されつつあります。それは地球人類の進歩と言える嬉しい動きです。しかし米国や日本のように先進国でありながら、いまだに死刑が執行されている所もあります。霊的観点から見れば、死刑は国家による公認の殺人であり、国家は罪をつくり続けていることになります。これまでも死刑制度をめぐって、さまざまな議論が巻き起こってきました。その中には死刑の存続に一理あるような意見も確かにありましたが、霊的事実からすれば死刑は、やはり間違いなのです。やめなければならないものなのです。

死刑制度の容認派は、決まって「死刑によって極悪犯罪が抑制されるようになる」と主張します。しかし実際には死刑制度があっても、犯罪がなくなるようなことはありません。死刑を減らすには、一人一人の人間の考え方と、社会全体の意識が変わる必要があります。「物質至上主義」と「利己主義」の蔓延が、犯罪を増大させることになっているからです。犯罪発生の根源にメスを入れないかぎり、死刑という“罰”をちらつかせても犯罪を減らすことはできません。

スピリチュアリズムは、死刑制度の間違いを霊的事実の観点から明らかにしています。それは死刑によって生命を奪われた犯罪者が、死後も霊として生き続け、憎しみを募らせてさらなる悪事を行うようになるということです。死刑は犯罪を減らすどころか、憎しみの感情を煮えたぎらせた“低級霊”をつくり出し、厄介な霊的問題を引き起こすことになります。こうした霊的事実から見るとき、死刑制度には何の効果もないことが分かります。死刑制度は、地球人類の「霊的無知」から発した間違った制度の1つなのです。