>>491
ご質問を頂きありがとうございます。
怒り以外の感情も同様でして、悲しみや喜びといったものにも囚われず、事実をベースに考えることが大切だと思います。

仰る通り、>>490のような内容が出来ないほど疲弊した人もおられると思います。
おそらく、大切な人を亡くした喪失感による悲しみは、これといった解消法は無いかもしれません。
大切な人が自身の世界観に大きく関わっていた場合、その大切な人が抜けた後、新たな世界観を築くには時間をかけていく必要があります。
ただ、表面的自我による世界観が影響しないほどに潜在意識(潜在的自我)が優位になっている場合、大切な人を亡くした場合でもショックは少なくなるかもしれません。
大切な人が別の世界にて生きていることを強く自覚するためです。

次に、長年親に仕込まれた劣等感などに関しては、『 自身によって世界観に変化を加える 』といった方法にて対処するのが良いと思います。(ただ、事実をベースに考える習慣は初めからつける事が大切だとも思います)
方法は簡単で、何か良いことがある度に、自身や人間に対して良いイメージをつけていくのみです。
例えば、人間が怖くて信頼できない場合であれば、ほんの少しでも笑顔を見せてくれたり、優しくしてくれたタイミングで「人間は愛の溢れる優しい存在だ」「自分はいつも人から愛される人間だ」などの言葉を紙に書くようにします。
少々、時間が空いてもその記憶が強く残っている内は紙に書けば有効に働きます。(または、鏡の自分に向かって言うのも良いです)
このように、人間は「出来事+解釈」で表面的自我の世界観をつくっていきますので、心地よい世界観をつくるために意図的に解釈をしていきます。

人間の不幸な気持ちの多くは、世界観に起因するものですので、世界観を意図的に変えていけばひとまず幸せな状態へと持っていくことが可能だと思います。
そうした幸せな状態になる方法と、事実をベースに考える習慣をやるのも良いかもしれませんね。
この両者は究極的には相容れないものなのですが、興味のある方は途中までやってみるのも良いと思います。

実は僕自身も、21歳ぐらいまでは劣等感に悩まされていました。
劣等感とは現実に強く作用するもので、その精神構造は投影され、実際にいじめなどを引き起こしました。
それで、ある時、「これだけいじめを引き寄せられるのだから、世界観を意図的に変えればお金・異性なども引き寄せられるのではないか?」と考えました。
その後、6年ほど世界観を変え続けた結果、日々を幸せな気持ちで生きる・自身が満足できる分ぐらいの物的成功は得る、ということはできたと思います。

しかし、心地よい世界観自体はやはり錯覚ではあるので、いつかは解く必要があるのは間違いない点です。
ただ、実際の所、僕もまずは世界観の変更から始めた人間ですので、世界観に変化を加える方法なども必要としている人がいるなら、伝えた方が良いかと思い何度かスレでも取り上げています。

自身の世界観から脱するには瞑想なども方法としてはあるのですが、それが達成できる人は数十人も一人もいないかもしれません。
やる場合、おそらくは世界観の変更の方が遥かに容易だと思います。

ちなみに、表面的自我の世界観にはカルマなども大きく絡むため、出来る所から誰かのためになるような活動をする事も重要な点ではないかと思います。
実は、僕自身は世界観の変更をする頃にはカルマの法則の検証をすでに始めておりまして、世界観の変更ができた事とカルマの法則は無関係では無いでしょう。
ある程度、幸せな気持ちを維持できるようになったなら、次は誰かが幸せになるための活動をすることが大切なのだと思います。
また、願望を叶えたい場合も、誰かの願望を叶えることに集中する方が良いと思います。