>>873
最も有名なのは「地獄の富士山」という2週間ほどの合宿セミナーです。
大の男でも泣き出さない人はいないとか、途中で脱走する人がいると言われているまさに地獄の研修です。
研修には1人30万円ほどかかるのですが、これは会社が持ちます。
「君たちへの投資だ」とか何とか言って、選ばれた社員にプレッシャーを与えるのです。
これにより、社員は逃げ場を失います。
セミナーではプライドをズタズタにされます。
数日後、社員は会社に報告書を書き送ります。
「自分がいかに間違っていたか、いかにこの合宿を受けさせてくれた会社に感謝しているか」
こうなると卒業は間近です。
セミナーから帰ると社員は合宿で覚えた変な歌をみんなの前で歌ったりし、自分がどう変わったかを報告します。
しかし、心を清らかに保てるのはこのセミナーから帰って一時的な間だけです。
俗世間で生きるうちにまた普通のオッサンに戻ります。
しかし合宿に行ったというプライドだけは残るので、仕事が辛そうな部下にも自分の体験を振りかざして「合宿よりマシ」などど尊大な態度を取ったりします。
結局は部下に嫌われる会社のイエスマンという社蓄と化しただけなのです。
セミナーは人間性に何の影響も与えられないという話でした。