>>850
「自我への執着を手放すという境地がツインとの統合への正しい方法である」という教示自体が大嘘なのですが、その是非はさておいても、これを命題に置きながら巷のツイン情報はその境地とは真逆の方向へ悩める子羊たちを意図的にミスリードしています。
トラウマをほじくって被害者意識を植え付けようとしたり、あなたは女神だともてはやしたりして、外側の現実から目をそらさせて自分だけに目を向けさせ自己愛ばかりを高めさせようとします。
女神意識をいくら高めてもそのような自己愛は外側の現実に基づいたものではないため、シビアな現実を前にすると脆く崩れ落ちてしまいます。
現実に負けないために頑なに女神意識を高めることに尽力している人もいます。
そのような意識にしがみつくことによって、次第に幼児的万能感に満ちてくることになります。
「自分は愛されているから何をやっても許される」という思考回路です。
現実に基づいて高めた確固たる自己愛や自尊心を持つことで他者の自己愛や自尊心にまで配慮できるようになり、いずれ人格は成熟し「世界の喜びは自分の喜び」となります。
しかし、現実を無視して思い込みだけで高めた自己愛や自尊心をいくら強めたところで、他者の自己愛や自尊心は理解できず、人格は未熟なままで「自分の喜びは世界の喜び」という幼児的万能感からいつまで経っても抜け出せないことになります。

それは「自我への執着」そのものなのです。