…私は一刻も早く、このわけのわからない未来都市、それを夢のあくマは「ディセンバー」と言いましたが、(今で言うと、12月のことですね、)から抜け出したく、
出口を教えてくれ、と頼みましたがアクマは首を横にふり、嫌がる私を引きずり、あちこち連れて見せました
今で言うオ加マバーのような所、暗くてひワイでデンジャラスな所、バイしョウ窟、そしてヘゲモニー(覇権)のような所、さド、間ゾですね、
あらゆる陰気なものを見せられました
私はすっかり滅入ってしまい、
「こんな世の中を望んじゃいない、私はもっと清らかなものに触れたいんだ!」と叫びました
…そこで目が覚めました……
覚めしなに、誰かの声で、
「よく言った、パウロ、お前はどこにいてもそれを忘れないように、」
と言われました
…今思うと、それは神様の声だったのですね……
そして、未来に私が生まれた時、苦難の後に、清らかなものを求める気持ちを1%でも持っていたら、それに出会えるよ、ということを夢を通じて教えて下さったのです……
それ以来、私はあんな恐ろしい奇想天外な、あクマにシハイされたかのような社会になってほしくなくて、必死に伝道しました
…私が熱烈に人々に啓蒙する手紙を書き続けたのは、そうした懸念もあったからです

…これで終わります……又来ます……
私はこれから、このような社会にならなくて、このような事を止められる世の中になって行くので、ほんとによかったと思っています
神様の加護を受けられた皆様に本物の幸が訪れるように、祈っています
では (飛び上がる)

俺:ありがとう

パウロ (空中で立って):I need you. …それからあなたにも、(と言って下に座っているイブにチュッと投げキッス)
イブ (見上げて呆れて、):……もう!

(この後、二人共帰られました)