>>629
…そこは中は広いのやけどしんとしていて、奥の方に作業台があり、そこで一人の男が仕事をしていた
中背で、丸顔で眼鏡をかけ、チョビヒゲでこめかみより上がはげていたかな
少し描写が間違っていたら、前の読者の方、教えてな、
わしも完璧やないさかい、
それでわしの時計を見せたら、(もちろん、気で作った幻や 有名メーカーの品を真似して、念じて作った)
男はしげしげと見て、
「年代物ですね……エルジン (アメリカのメーカー名)ですね」と言った
わしは、自分でデザインを考えたのやけど、丸いふたにおじいちゃんの横顔の肖像画を載せた
(みな:お前におじいちゃんて、いたのけ?!)
仮や、仮
いたらいいなあ〜と思ってな、外人の顔や (そしたら、お前はハーフ? いや、クォーター?)
どっちでもいいやんか、神様の分けみたま??のわしに、国籍なんて、ないの!
(前に、お前はサマルト第3星雲から来た、て言うてたな、)
あれは、方便! いちいち、うるさいやっちゃな、声を無音にするマスクがあったら、あげたいワ、
それで思い出したけど、当時ジェイはマスクをしてなくてな、わしはぜひした方がいいで、て忠告したんや、マスクは相手にうつさんためやしな、てな、……
その後したとは聞いてたんやけど……
でな、話を戻すと、時計店の店主は振り向いて後ろのもう一つの作業台からとんかちを取り出し、後ろ向いて作業を始めた