彩さんにお尋ねしたいのですが、ご家族の態度で、自己肯定感が低くなった面があるとおっしゃっていましたよね
それは、具体的にどんなことですか?
もしよかったら、さしつかえない範囲で聞かせていただけますか?

ちなみに私は子供の頃、正しいことを常に言う母と、それに抵抗して反対の事ばかり言う、へそまがりの父との間で聞いていて悩まされ、
初めは親の顔色ばかりうかがっていました
その内に母が正しいとわかり、父のことはなかなか尊敬できませんでした

父は、幼少期に過疎地で自分の親から放任され、遊び友達もおらず、孤独に置かれ、ほとんどほめられたことがなく、けなされて育ち、自己肯定感のとても低い人でした
仕事はしっかりするのですが、人間関係ではわざとへそ曲がりな事を言って人の気をひいたり、自分を認めてほしい!!という欲求がとても強く、
自分のやったことをほめてほしいが、人のことには無関心な方でした
そして年が行くにつれ、自分のやりたいことを何が何でも押し通し、周りの迷惑や、危険を全く顧みない、自分の都合のよいようにしか、超楽観的にしか、ものを考えられない人でした
陰では家族が犠牲を払い、わがままにつきあわされ、
他人は迷惑をかけられて怒り、少数の友人を除いて離れていくし
母だけが上手に合わせて父の希望をできるだけかなえてあげていましたが、無茶苦茶無理なことは、どうしても実現できませんでした
私も、父だから許していましたが、他人だったら、到底つきあいきれなかったと思います
そして、父は、自分がどんなに仕事などでがんばって成果を上げても、年数がたつと忘れて、別の無謀なことに取り組み、
自分はだめな人間で、○○をして成功しないとダメなんだ!!と言っていました
結局、どんなに恵まれた環境でも、実績を上げても、仮に人がほめてさえ、父は自分を卑下しつづけていたので、(昔よりは、ずいぶんましでしたが)
父自身が自分の存在を認めて許し、大事にいたわらないと、永久に満足感は得られなかったんですね…
父の場合はファザーコンプレックスがきつかったようです
父親(わたしの祖父)から子供の頃不当にけなされてばかりいたため、何とかして亡くなった父親に、認めてほしかったのでしょう

…というような、お恥ずかしい家族の話をしましたが、何かのご参考になればと、思います