>>698
みな:それが何か……
わし:とろいなあ あんたら、昨日何食った? 思い出せんやろ
   年々早く回る点灯夫のいる星のように、記憶は彼方へ吹っ飛んで行くもんや、歳行くとな、
   今の内に頭、鍛えといた方がええで、

それでな、わしの言いたいのはこういうことや
…この話では王子さまは糠床みたいな砂漠で (ひどいなあ、なんやそら、)
きゅうりをひともみして引っ張り出すように、ひそんどる蛇を見つけたわけや
それは丸くて輪のようで、黄色かった
えげれすで自由自在に動く魔法の絨毯を見つけたように、遠くまで好きなとこに連れてってくれるという
実は、毒で、コロンといって、しでの旅立ちやな、蛇の言いたいのは、
それで王子さまは約束するんや、後に蛇と、
明日僕を僕の星へ連れてってね、と
よしきた、と蛇は請け負って、翌日には、……あかん、悲しいなってきた、
とどめをさすとな、きゅうり、やなかった蛇はかみついて、王子さまを絶メイさせるわけや、
…王子さまは倒れたけど、それっきり消えてなくなった……きっと、星へ帰ったのやろ、というオチやな、結局は、