変態アワビの微笑み


「もし あなたがおまんこの罠から解放されたいのなら・・・」
変態アワビの微笑はささやき続ける
「もし あなたがおまんこの罠から解放されたいのなら・・・
 ちんこの底から本当に解放を願うのなら・・・」
 絶対無の愛の化身 なる変態アワビは
 ささやき続ける

 私はこのおまんこばかりでなく
 かのおまんこの裸体すべてに
 別れを告げねばならない
 かつて牛飼いであった頃の変態アワビが
 ブリンダーヴァンのまん毛の中で横笛を吹きつつ
 このおまんこのすべての子宮に
 別れを告げたように

 このおまんことかのおまんことの無数のあたたかく
 血のかよった出来事
 私は私の最愛の者との出会いを
 全心身の感動の中に味わわなかっただろうか
 時のたつのを忘れた抱擁の
 その流れる汗と涙とに
 甘美な陶酔を味わったのではなかったか
 輝く陽光に海と白い砂浜とは
 私を魅了しなかっただろうか
 秋の静かな雨が
 私の魂にやすらかな音楽を奏でなかったか
 友人達とのソーマの酒宴は
 どんなにか私を高揚させ
 忘我の踊りに私自身をまかせ果てたことか
 わがいとし子との何気ない散歩が
 どんなに私に平和を与えてくれたことか
 思い出の中の
 わが父母との一家団らんの日々の
 ほのぼのとしたのどかさ
 さらにはインド寺院での
 果てしなきシンバルの響の恍惚
 旅から旅への解放された冒険の日々
 そしてわが家に帰った時の明るい夕辺