>>303
修行の到達段階として、三道(見道・修道・無学道)や
四向四果(預流向・預流果・一来向・一来果・不還向・不還果・阿羅漢向・阿羅漢果)などがあって、
禅宗ではふつう「悟り」とは最初の段階(見道、預流向)に入ることであって、
それは突然訪れます。

より深い段階に至ることをも含めて「悟り」という人もおり、
そこまで含めるなら悟りは徐々に深まるということもできます。

これは英語のヒアリングにも似ています。
毎日何時間英語を聞いても最初はちっとも聞き取れません。
ところがある日突然、意味がわかるときが来ます。これが最初の段階。
さらに聞き込んでいくと、音ではなく言葉として馴染むようになります。
この段階は徐々に(というか階段状に)進む感じです。