その深いところってのをちゃんと自分の言葉で説明できる?
受け売りだけなら何とでも言えるし、
神仏を敬うといえば聞こえはいいが、
要はそのベースにあるのが「怖れ」だからね

伝統軽視というがそれは裏を返せば、伝統とはすなわち、
fear-baseでシステムが組み立てられているということなわけで、
そこにむしろ伝統的な手法の限界があって
現代人には相応しくないものになっている

必死に努力して禊ぎをしなければならない、
悪いものを取り除いて浄化しなければならない、
そうしなければ大変なことになってしまう!
神仏から罰が当たる! という世界観、つまり信念体系

仏教の六道輪廻だって、あれ本当に死後人間の魂が
そういう世界に行くわけじゃないよ?
人間の心のアスペクトとして6つの状態があって、
人間はその6つの状態をあっちに行ったりこっちに行ったりしている、
ということの喩えだからね

昔の人に対しては、地獄に行きたくなければこうしなさい、
というやり方もありだったと思うが、
現代人にそういう手法はもう無意味だよ