超能力者である神主の頂点に立つ天皇が、なぜ生前に譲位したのか考えてみましょう。
天皇であった明仁は、毎日、神事を行っていたと言われています。
公務をこなしながらの神事。確かに体力の限界を超えた過酷な日常だったでしょう。

・・・上皇となった明仁は、何を知っているのでしょう。
なぜ、彼は生涯をかけて戦没者の慰霊の旅を続けてきたのでしょう。
穢れた地を浄化するために、世界中で祈りを捧げてきたのです。

当然のことながら、生前譲位の理由は体力の衰えにもあるでしょう。
しかし、本当の理由は別にあるはずです。
では、いったい何が理由だったのでしょう?

象徴天皇としての任を解かれて、浄化のための祈りに専念するために他ならないというわけです。
それは、次の大祓が訪れるとき、少しでも多くの分け御霊を残すためです。
つまり、生前譲位してまでも、神事における祈りを強化しなければならないほど、時間が残されていない、と考えるべきなのです。



ハリマオレポート 「大祓の神「瀬織津姫」の正体と天皇の生前譲位の理由」 から一部引用